高濃度ビタミンC点滴（がん治療）| 神戸三宮の再生未来クリニック神戸

Treatment

治療法

高濃度ビタミンC点滴とは

身体に優しい抗がん剤の一種です。がんだけを攻撃しますので、副作用がありません。
標準治療との併用で、標準治療による副作用の軽減が期待できます。

当院では、防腐剤無添加の高濃度ビタミンC製剤を使用しています。

治療前のご注意

高濃度ビタミンC点滴が初めての方は、点滴可能かどうかG6PD検査（自費）をさせていただきます。
G6PD欠損症の方は高濃度のビタミンC点滴を受けることができませんが、日本人では0.1～0.5%の頻度と言われています。
検査の所要時間は、10分程度です。

他院での検査結果を持参していただいても施行可能です。

所要時間

ビタミンCの量により異なりますが、30分～40分です。
点滴中、トイレ歩行や読書、スマートフォンの使用も可能です。

注意点

低血糖様症状が起きることがありますので、点滴前には軽い食事を済ませてください。院内に、飴・コーヒーはご用意しております。
軽食などお持ち込みいただくこともできます。

effect

治療効果

がん治療としての効果

高濃度のビタミンC点滴は、がん細胞に対してだけ選択的に毒性として働くので、血中濃度を治療域の350～400ｍｇ/dlに上げることで直接腫瘍を破壊します。

当院では、3回目の点滴終了後に血中濃度測定（無料）を行い、患者様に合った濃度を調整させていただいております。血中濃度の測定は、以後はご希望のある時のみ自費で測定しております。

がん治療・予防におすすめの理由

1. 過酸化水素ががん細胞だけを攻撃します

超高濃度のビタミンCが血液中にあると、ビタミンCは血管の外の細胞に染み出します。すると、がん細胞はこのビタミンCを自分の細胞内に取り込もうとします。このときにビタミンCが酸化され、活性酸素の一種である過酸化水素を発生させます。この過酸化水素ががん細胞を攻撃します。

ただし、正常細胞は過酸化水素からの攻撃を受けないので、ビタミンCは副作用なくがん細胞だけを殺します。

2. 免疫力をサポートします

白血球は、体を守る血液中の細胞です。

外部から侵入した細菌やウィルスなどの病原微生物や、花粉などアレルギーの原因物質、あるいは体内の悪性腫瘍や炎症に対して免疫抗体をつくります。

がん患者様は、がんの進行や抗がん剤の使用によっても免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。

ビタミンＣは白血球を活性化することで免疫力を上げ、感染症予防効果が期待できます。

3. コラーゲンを増殖させます

コラーゲンは、身体を構成するタンパク質のひとつで、がん細胞の周りにもコラーゲンがあります。

がん細胞周囲のコラーゲンが増えることでがん細胞を包みこみ、がんの浸潤・転移を防いでくれます。

コラーゲンをつくるためにはビタミンCが必要なので、ビタミンC点滴により体内のコラーゲンを増やすことができます。

4.がん組織が大きくなるのを防ぐ効果が期待できます

がんは、周囲に新しい血管を無数につくることで大きくなっていきます。

ビタミンCは、がんのこのような働きを阻害すると考えられています。

5.がんになりにくい体質づくりを目指します

ビタミンCには、胃がんや肝がんの原因となるニトロソアミンという発がん物質が体内で生成されるのを抑制するとともに、発生したニトロアミンに働きかけそれを無害化する作用があります。

さらに抗がん活性を持つ免疫物質のインターフェロンの生成も促進するので、がんになりにくい体質づくりを目指すことができます。

さらにコラーゲンの合成促進作用、抗酸化作用、および免疫サポート機能といった様々な作用が相乗的に働くことで正常細胞を守り、がん化の抑制が期待できます。

RISKs

主なリスクと副作用など

ビタミンは正常な細胞を痛めない性質があるので、副作用の心配はほとんどありません。
時に喉の渇き、倦怠感、頭痛が一過性に認められます。
腎機能が低下している方、腹水が貯留している方は施行不可の場合がありますのでご相談ください。

※高濃度ビタミンCについてより詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。
※リンク先の治療費は海外価格となりますので、当ページの価格をご覧ください。

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