プラセンタ

プラセンタ療法とは、胎盤より抽出された有効成分を内服や注射、または皮膚に塗布していろいろな疾患の治療に使う治療法です。

併用して治療効果をUP!

胎盤の中に含まれている有効成分

具体的には、胎盤の中には、下記のような有効成分が含まれていることが分かっています。 タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミン、アミノ酸、様々な酵素、各種成長因子(肝細胞増殖因子、神経細胞増殖因子、上皮細胞増殖因子、線維芽細胞増殖因子、コロニー形成刺激因子、インシュリン様成長因子、インターロイキンなど)

医薬品としてのプラセンタ

これらの効能は医学の面でも応用され、日本でもプラセンタの有効成分を抽出した注射薬が昭和30年頃より開発され、治療薬として使用されてきました。動物実験やその他から、細胞呼吸促進作用があり、細胞内皮系を賦活し、創傷治癒を促進し、抗疲労作用があり、肝機能障害を改善する薬として、厚生大臣認可のもと医療現場で使われ現在も需要が継続しています。プラセンタ療法で使用する薬はこういった医薬品としてのプラセンタです。

当院で使用している医薬品について(ラエンネック)

HBV、HCV、HIVについて血清学的検査を実施して陰性であることが確認された健康人の胎盤を原料として、塩酸加水分解法により製造されています。 ウイルス不活性化を目的として製造工程において101℃以上、1時間以上の塩酸加熱処理および121℃、60分間の高圧蒸気滅菌を実施しています。

  1. ヒト胎盤抽出物(プラセンタ)
  2. 治療方法: 筋肉注射
  3. 治療回数: 1~2週間に1回が平均的な回数です。
  4. リスク: ・注射部位の硬結、内出血、発赤が起こることがあります。献血ができなくなります
  5. 副作用:過敏症・頭痛・ショック
  6. 未承認医薬品など(異なる目的での使用):ヒト胎盤抽出物(プラセンタ)は、医薬品医療機器等法において、「慢性疾患における肝機能の改善」の効能・高価で承認されていますが、当院で行う美容目的での使用に点いては国内で承認されていません。
  7. 入手経路等: 当院で使用している人胎盤抽出物(プラセンタ)は株式会社日本生物製剤で製造されたラエンネックです。
  8. 国内の承認医薬品などの有無:。ラエンネックは国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果および用法・容量と当院での使用目的・方法は異なります。
  9. 諸外国における安全性などに係る情: 現在重大なリスクは報告されておりませんが、VCJDの伝播の理論的なリスクは否定できません。
  10. 医薬品副作用被害救済制度について:万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

治療効果

古くから使われている薬で、効果はマイルドですが、数回の注射を繰り返すうちに確実に効果が現れてきます。

特に疲れがとれる、よく眠れるようになる、肌がしっとりする、体調が良くなる等の効果は、2~3回の注射で効果が現れている人がほとんどです。
プラセンタ療法は下記のような様々な疾患に効果があります。

疲れ、不眠、肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛、シミ、くすみ、肌荒れ、皮膚乾燥症、冷え性、しもやけ、更年期障害(各種更年期障害の症状が消失、約70%に有効。閉経後数年経た婦人に一時的に月経が再開する事も希ではない。)

  • 自律神経失調症
  • 月経困難症(各種治療に抵抗した例の70%に有効)、生理不順
  • アレルギー疾患(アトピー、喘息、リウマチなど)
  • 免疫強化作用
  • 肝機能障害

主なリスクと副作用など

稀に注射部の発赤が起こることがあります。

その他重要事項:当該製品は国内において承認された医薬品です。日本生物薬剤(日本)より入手しております。

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