ウクライナ治験 担当医師
2020 年 3 月から本病院はルハーンシク州の新型コロナウイルス感染症重点医療機関になりました。
そして治療に MAF のカプセルを加えるように日本の医療法人再生未来からご提案いただきました。
感染者の治療経過にどう反応するか興味がありましたので、 私たちはこの提案を受け入れ治験に参加することにしました。
まずは、 入院している患者様を3つのグループに分けました。
第1グループは国内で決められているコロナウイルスの標準治療のみ。
第2と第3グループは標準治療に加えてMトリプルと MAFトリプルを投与。
中間結果として 2 – 3 か月後、 まだ確実な統計的な情報はありませんでしたが、
主観的には明らかに特に第 2 第 3 グループの患者さんの回復期間が短くなっていました。
回復期間だけでなく人工呼吸器の使用期間も短縮しました。
すなわち、 自力で呼吸できるようになり、 酸素吸入の必要な期間が短くなったということです。
その後の検査結果で、 第 2 第 3 グループの患者さんのリンパ球の数の回復が早くなっていました。
COVID-19 においてリンパ球の不足が有害な病徴になっていることが知られています。
そして入院時の多くの患者さんはすでにリンパ球の数が少ないことが見られます。それは死亡危険性のある有害な病徴です。
しかし、 第 2 第 3 グループの患者さんのリンパ球の減少が直ぐに止まり、 高速に回復していきました。
それに伴い、 第2第3グループの死亡率は第1グループより低かったという結果がでました。
例えば、 入院中の患者さんが状態悪化して集中治療室に移動する事例が多く発生していました。
しかし、 第 2 第 3 グループの患者さんでは、 人工呼吸器を使わなければならなかった方々まで回復して元の病棟に戻っていきました。
特に第 2 第 3 グループの患者さんの生存率が高くなっているということです。
このカプセルは健康食品ですので、 現時点ではこのような効果の原因はまだわかりません。