治療法
高気圧酸素療法
最近、高気圧酸素療法の中で、酸素の供給を行わない、“加圧空気”を用いた弱高圧カプセルが注目されてきています。医学的には高濃度酸素を吸わない、高気圧カプセルがアンチエイジング効果、疲労回復、生活習慣病予防効果として良いと考えられます。
その理由は、酸素を吸入すると、活性酸素(フリーラジカル)が増加し、DNA損傷、細胞寿命の短縮など老化を促進するからです。したがって、1.3気圧に高めた、”普通の空気”を吸うことにより、酸素毒性を回避しながら、溶解型酸素を効率よく利用し、特にミトコンドリア周辺の酸素分圧を高めることが、動脈硬化にむしろ重要だと考えられています。
血管壁の弾力性改善、創傷部位での酸素不足改善、コラーゲン合成、ミトコンドリアにおけるATP産生等、糖尿病、癌と免疫、皮膚疾患、老化予防など多方面にわたる疾患への可能性を秘めています。